算数数学的思考力、教科横断的思考力・表現力、この2つのプログラムには、Eラーニングを利用した反転学習の要素を含んでいます。
一例として、小学校1年生向きの算数数学的思考力のプログラムの様子をご紹介します。
今回は、「20より大きい数」という単元です。
ご自宅、もしくは教室をアフタースクールとして利用している時間に、指定した範囲の基本的な学習をEラーニングで行います。
他の教材等で学習している生徒・児童もおり、Eラーニングは強制ではありません。
ただ、自分で基礎的な学習を行う場合、Eラーニングが効果的であるというお子さんも多いものです。
とくに小学生はゲーム感覚で競い合いながら楽しんでいるようです。
教室では、プログラムの冒頭に該当範囲の小テストを実施します。
この回では、以下のような問題を用意しました。
そして、プログラムでは、例えば、1-3-( )-7-( )-11、22-19-( )-13-10 といった数列の( )にあてはまる数字を答える問題などに挑戦しました。
「どうして5が入るの?3の次は4じゃないの?」といった講師からの問いかけに応じて、一生懸命説明をしてくれました。
プログラムの後半では、講師役に指名された児童が100玉そろばんを使って解き方を説明する時間をたっぷりとりました。
「Eラーニングは不安」「反転させることに効果はあるの?」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。
わたし自身も、以前はそうでした。
また、賛否が分かれるところだとも思います。
しかし、少なくとも
ゲーム感覚のEラーニングが関心意欲を高めるきっかけになり、プログラム内のやりとりを活発にしていること。
基礎的な学習をあらかじめEラーニングで行っているからこそ、週に1時間のプログラムが濃密になっていること。
こういった点については、児童・生徒との日々のやりとりの中で効果を実感しています。
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