自立した学びを続けられる人材を育てる「学びの個別化」

前回の「教育ニュース」では、学びの個別化を含めた文科省の発表についてお知らせしました。

今回は、学びの個別化に注目してクランポンスクールの取り組みをご紹介します。

 

そもそも、学びの個別化とは、何を指すのでしょう?

地元熊本では新聞連載もお持ちの熊大教育学部 苫野一徳先生が提唱されている学びの進め方の1つです。

先生は、文科省や経産省にも積極的に提案なさっています。

 

今回の新聞報道では

教師が同じ内容を一律に教える従来の教育スタイルだけに頼らず、

子どもの学習履歴や成果をデータ化し、それぞれに合う学び方を選択することで

自立した学びを続けられる人材を育てるもの、として紹介されています。

 

クランポンスクールの思考力プログラムは、基本的に反転授業の形式をとっています。

つまり、あらかじめ課題を設定し、Eラーニングの教材等を用いて基礎的な学習を行います。

例えば、本日16時半~の「算数数学的思考力」のクラスは、小学校2年生3年生が在籍しており、

今回の範囲は「辺、頂点、面、箱作り」という単元なのですが、

ゲーム感覚で楽しみながらパソコンで学べるEラーニングの教材で

正方形と長方形の違い、「さいころの形」にはどんな面がいくつあるか、

といったことを先週から今週にかけてあらかじめ学習しています。

 

先ほど、2年生の児童が質問に来ました。

「かどがみんな直角になっている四角形」が、正方形なのか長方形なのかわからないというものです。

「正方形は辺の長さがすべて同じで、長方形は同じところとそうでないところがあるね」

なんて説明するのは簡単です。

でも、せっかく彼が質問に来てくれたのですから、そんな対応じゃ、もったいないですね。

「正方形なのか、長方形なのか、しぼれないんだよね?

正方形ってどういう意味?長方形ってどういう意味?をはっきりさせたいっていう悩みでしょ。

じゃあ、どうやって調べたらいいと思う?」と聞いてみたところ、小走りで辞書を取りにいきました。

辞書で調べたらわかったとのこと。

「言葉の意味が曖昧なときは、こういう算数の問題でも辞書が使えるね」

と声をかけると、納得した様子です。

さて、そういったオフラインのやりとりもしながら進めていくEラーニングですが、

お子さまが間違った問題や、時間がかかった問題などの記録も残っています。

プログラムの授業準備をする担当者は、それらの履歴を見ながら準備をします。

実際にプログラム内で(集団のグループワーク形式の授業で)扱うのは、今回、下のような問題です。

事前のお子さまとのやりとりや、Eラーニングの履歴、小テストなどで定着度がわかるため、

学習の進んでいるお子さまにリードを促したり、

少しゆっくり進んでいるお子さまに状況に応じた質問をするなどの工夫も可能です。

 

事前課題の段階からグループワークによるプログラム(授業)まで、

1週間のサイクルのなかで学びの個別化を計り、自立した学びを促しています。

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